2017年9月29日金曜日

【個別銘柄分析】 Pfizer Inc ~売上高、営業キャッシュフロー、純利益(EPS)、配当の比較 (2007-2016)~

ティッカーコード: PFE
これまでの調査で過去の配当実績フリーキャッシュフローの推移キャッシュフロー配当性向(ペイアウトレシオ)等について把握することができた。

そこで今回は「Market Hack流の銘柄の斬り方」を参考に分析を行う。
具体的には、以下の4つの関係に注目する(データソースはモーニングスター)。
  • 一株当りの売上高
  • 一株当りの営業キャッシュフロー
  • 一株当りの純利益(EPS)
  • 一株当りの配当金
この中でも特に重要なのが営業キャッシュフロー。利益は意見、キャッシュは事実といわれるように利益は粉飾しやすいが、キャッシュフローは誤魔化しにくい。ということで、このキャッシュフローをベースとして検証を行う。

検証項目は以下の3点
  • 営業キャッシュフローと売上高の比率(営業キャッシュフローマージン)が15~35%に収まっているかどうか
  • 「配当金<純利益<営業キャッシュフロー<売上高」という階段状になっているかどうか
  • 営業キャッシュフローは前年度と比べて増加しているか
1つ目の項目ついては、営業キャッシュフローマージンに着目することで本業の営業活動からどの程度キャッシュを稼いでいるのか把握することができる。10%以下、10~15%、15%以上の3段階で評価する。

2つ目の項目については全体のバランスが重要になってくる。特に利益より配当の方が大きくなっている場合(配当金>純利益)は、持続性の観点で問題がある。また、キャッシュフローより利益のほうが大きくなっているケース(純利益>営業キャッシュフロー)では、利益を過大に報告している可能性が考えられる。「配当金<純利益」と「純利益<営業キャッシュフロー」の条件が満たされているか個別に確認する。

3つ目の項目については、コンスタントに右肩上がりになっていることが望ましい。各年度の営業キャッシュフローが前年度と比べて増えているかどうかチェックする。

1株当たりの売上高、営業キャッシュフロー、純利益(EPS)、配当の比較



検証項目1


検証項目2



検証項目3


先達の言葉

そこそこの企業を素晴らしい価格で買うより、素晴らしい企業をそこそこの価格で買うことの方がはるかに良い。
ウォーレン・バフェット

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