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2017年6月19日月曜日

キャッシュフローの重要性

「株式投資の未来」の第3部で、シーゲル教授はキャッシュフローの重要性について以下のように述べている。
利益の確定とは、推定につぐ推定から成り立つプロセスであり、誠実に勤めたとしても、推定に基づいていることには変わりない。したがって、企業の収益性を評価する際には、キャッシュフロー配当などの客観的な物差しを用いて公表数値を補完することが欠かせない。
キャッシュフローの中でも特にフリーキャッシュフロー(会社が自由に使える資金)が安定していれば、事業拡大や株主還元(特に配当金)そして財務改善のための財源を確保できることになる。
逆にフリーキャッシュフローがマイナスの状態が続いてしまうと、企業存続のために借入れなどによる資金調達を行わなければならなくなる。
フリーキャッシュフローが不安定な企業については、配当の減配や無配転落のリスクが高まることが考えられるので、今後はキャッシュフローに関する調査にも力を入れていくことにする。

2017年6月11日日曜日

バブルの罠

「株式投資の未来」の第2部で、シーゲル教授はバブルについて述べている。この中でバブルの兆候として以下のようなパターンを挙げている。

  • マスコミがさかんに取り上げ、報道ぶりが過熱する。
  • 業容や社名を理由に、利益がでていなくても、売上さえろくに立っていなくても、異常な高値がつく。
  • 世の中が変わったのだから、こうした企業の価値は従来の物差しでは測れないと、皆が言い始める。
  • 未来の企業、未来のテクノロジーと擁されるものは、たいていの場合、誇大宣伝され、過大評価される。

投資家への5つの教訓

  1. バリュエーションはいつも重要
    一つの目安として、株価収益率(PERまたはP/E)が市場平均を大幅に上回る銘柄は避ける。
  2. 買った銘柄に惚れ込んではいけない
    ファンダメンタルズに照らして株価が高すぎると判断すればさっさと売る。
  3. 時価総額が大きく、知名度の低い銘柄は要注意
    ほとんど誰も知らない会社にとんでもない高値がつくのはバブルの兆候。
  4. 3桁のPERは避ける
    株価収益率(PER)が100倍を超える場合はバブルの可能性が高い。
  5. バブルで空売りは禁物
    株価が100%間違いなく過大評価といえる局面は確かにあるが、長期的に正しいからといって、短期的にもそうなるとは限らない。
シーゲル教授は投資家への奨めとして、最後に以下のように述べている。
次の点を、よく肝に銘じてほしい。バリュエーションは、どんなときも重要だ。これだけはバブルであってもなくても変わりない。成長株にはいくらでも支払う値打ちがあると考えるなら、いずれ市場からお灸を据えられる
長期投資では期間が長期になればなるほど購入タイミングを気にする必要はない、という主張をよく耳にする。 しかしながら、「購入タイミングを気にしない」=「バリュエーションを気にしない」ということになりかねない。 「購入タイミングを気にしなくてもよい」という思想は極端な考え方であると思うので、今後はバリュエーションに関する調査にも力を入れていくことにする。

2017年6月3日土曜日

セクター戦略

「株式投資の未来」の第5部で、シーゲル教授はポートフォリオ戦略について述べている。この中で「セクター戦略」の例として以下の5つを挙げている。
  • 石油
  • ヘルスケア、生活必需品
  • 「低PER」戦略
  • 「生き残り上位」戦略
  • バークシャー・ハザウェイ
特に2番目の「ヘルスケア、生活必需品」に関して、特記するべき事実が書かれている。

過去半世紀、主要10セクターでとくに高い運用成績を示したのは、ヘルスケアと生活必需品の2セクターだった。年間リターンでみると、ヘルスケアが13.76%、生活必需品が13.36%に達し、いずれもS&P500種平均を2%以上上回っている。
過去の実績は未来のリターンを保証するものではないが、 このデータをどう見るべきか。
あくまでも結果論として切り捨てるのか、それとも歴史は繰り返すと考えるのか。

Show Me The Money(金をみせろ)

配当は信頼の印となる。 「株式投資の未来」でシーゲル教授は以下のよう述べている。

経営陣が会社は黒字だというとき、株主は、だれはばかることなくこういっていい。「金をみせてくれ!」金をみせてきた会社は、最高のリターンを達成してきた。

シーゲル教授は、D-I-V 指針のDividend(配当)をとても重要視しており、これを株式リターンの最大の源泉として位置付けているようだ。

2017年6月2日金曜日

ジョン・バー・ウィリアムズの配当に関するポエム

シーゲル教授の「株式投資の未来」第9章の冒頭に掲載されている引用が印象的だったのでメモ

雌牛からミルク/雌鶏から卵
株がー株/一株から配当
果樹園から果物/蜂から蜂蜜
株がたくさん/たくさんから配当
オリジナル(原文)も気になってので調べてみた。

A cow for her milk
A hen for her eggs,
And a stock, by heck,
For her dividends.
An orchard for fruit,
Bees for their honey,
And stocks, besides,
For their dividends.

両者を比べてみると"And stocks, besides, For their dividends."の部分の訳し方が面白い。

シーゲル教授の D-I-V 指針

D-I-V指針の“D”はDividend、“I”はInternational、”V”はValuationを表している。
  • Dividend(配当)
  • 持続可能なペースでキャッシュを生み出し、それを配当として還元する銘柄を選択する。
  • International(国際)
  • 将来的には世界経済の中心は米国、欧州、日本から中国、インドへとシフトする。
  • Valuation(バリュエーション)
  • バリュエーションが適正な銘柄の株を買う。IPOや人気銘柄は避ける。

先達の言葉

そこそこの企業を素晴らしい価格で買うより、素晴らしい企業をそこそこの価格で買うことの方がはるかに良い。
ウォーレン・バフェット

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